
先日、とある企業が開催する支援員向けセミナーに参加しました。
障害者雇用の現場で企業がどのような視点を持っているのか、改めて考えるきっかけとなる時間でした。
日々、就労支援に関わる中で、
「企業は何を見ているのか」
「どんな準備をしておくと安心なのか」
といった不安や疑問を抱えている方は少なくありません。
こうした点は、一人で考えるよりも、就労移行支援の中で支援員と一緒に整理し、少しずつ準備していくことで見えてくるものでもあります。
この記事では、就労支援の現場で感じたことをもとに、障害者雇用において大切にされている考え方についてお伝えしていきます。

これから働くことを考えている方にとって、次の一歩を考えるヒントになれば幸いです。
「その企業で働きたい意欲」

企業って、障害者雇用だと、どんな人を求めているんでしょうか?

「まず一番大事なのは、その企業で働きたいという意欲ですね。」

「“どこでもいい”ではなく、“この会社で働きたい理由”があるかどうかを見ています。」
・働く意欲は、面接や日常の姿勢から自然と伝わる
・長く働けそうかどうかを企業は見ている
「自己管理ができる」

「体調に波があるのですが、それでも大丈夫でしょうか?」

「大丈夫です。重要なのは、自己管理ができているかどうかです。」

「無理をしすぎず、調子が悪いときに早めに相談できることが評価されます。」
・自分の状態を把握し、伝えられることが大切
・早めの相談は“信頼につながる行動
「理解力と修正力」

「注意されると、落ち込んでしまうことがあって……。」

「最初から完璧にできる人はいません。理解して修正できる力が大事です。」

「指摘を受けて、“次はこうしてみます”と行動を変えられる人は評価されますよ。」
・指示を理解し、次に活かす力が重要
・修正力は、働き続けるうえで欠かせない力
「自己発信ができる」

「分からないことを聞くのが苦手で……。

「実は、自己発信ができることはとても大切なんです。」

「困っていることを伝えない方が、後で大きな問題になることもあります。」
・自己発信は迷惑ではなく、仕事の一部
・相談できる人は、企業から見て安心できる存在
「仲間とコミュニケーションを取りながら働く」

「コミュニケーションが苦手でも大丈夫でしょうか?」

「雑談が得意である必要はありません。」

「挨拶や報連相ができて、一緒に働こうとする姿勢があれば十分です。」
・挨拶・報告・相談ができればOK
・“一人で働く”のではなく“チームで働く”意識が大切
まとめ


「企業が求めているのは、特別な人ではありません。」

「一緒に働ける人、成長しようとする人なんです。」
障害者雇用であっても、企業が大切にしているのは特別なスキルではなく、働く姿勢です。
意欲を持って仕事に向き合うこと、できることを一つずつ積み重ねていくことが、少しずつ信頼につながっていきます。
最初から完璧である必要はありません。小さな前進を重ねていけば、それは必ず評価されます。
そして、その準備は一人で抱え込まなくて大丈夫です。
就労支援員と一緒に整理し、練習しながら進めていけば、安心して次の一歩を踏み出すことができますよ。

