「この方法しかない」と思い込んでしまうことはないでしょうか。
一つの方法に集中することは、決して悪いことではありません。
しかし、その方法が使えなくなったとき、ほかの選択肢を持っていなければ、立ち止まってしまう可能性があります。
今回は、私自身の経験をもとに、複数のオプションを持つことの大切さについて考えます。
私が知っていたのは一つの道だけでした
先日の地震の影響で、道路が大変混雑していました。
私は、いつも通っている大きな道路しか知りませんでした。
そのため、渋滞の中を進むしかなく、普段なら短時間で到着する場所まで約3時間かかりました。
一方、Aさんは幾通りもの抜け道を知っていました。
Aさんは道路の状況を見ながら、そのときに通れる道を選び、私より遠い目的地まで約40分で到着しました。
目的地は同じでも、私には一つの道しかなく、Aさんには複数の選択肢がありました。
この経験から、「道を知っていること」だけではなく、「複数のオプションを持っていること」が重要なのだと気づきました。
オプションを持つことは、すべての分野に共通します
これは道路だけの話ではありません。
- 仕事の進め方
- 就職活動
- 人間関係
- 勉強方法
- 収入を得る方法
- 困ったときの対処方法
どのような場面でも、一つの方法しか知らなければ、その方法がうまくいかないときに行き詰まってしまいます。
反対に、複数の方法を知っていれば、状況に応じて切り替えることができます。
大切なのは、最初からすべての方法を実行することではありません。
「必要になったときに選べる方法を知っていること」です。
一つの方法にこだわると視野が狭くなる
一つの方法しか見えなくなっている状態は、視野が狭くなっている状態ともいえます。
本人は一生懸命に取り組んでいても、「この道しかない」「この方法でなければならない」と思い込むことで、ほかの可能性が見えなくなることがあります。
例えば、就職活動で一つの条件だけにこだわっていると、その条件に合う求人がなかった場合、応募先が見つからなくなります。
しかし、これまでの経験や得意なことを別の職種に置き換えて考えることができれば、選択肢は広がります。
仕事で一つのやり方がうまくいかないときも同じです。
方法を変える、人に相談する、作業を分ける、順番を変えるなど、複数の選択肢があります。
オプションを持つことのメリット
複数のオプションを持つことで、次のようなメリットがあります。
- 一つの方法が使えなくても別の方法を選べる
- 状況の変化に対応しやすくなる
- 精神的な余裕が生まれる
- 自分に合った方法を比較できる
- 失敗しても立て直しやすくなる
選択肢が一つしかないと、「これが失敗したら終わりだ」と考えてしまいます。
しかし、別の道があると分かっていれば、「この方法が駄目なら、次の方法を試してみよう」と考えられます。
オプションは、行動の幅を広げるだけでなく、心の余裕にもつながります。
オプションが多すぎると中途半端になる
一方で、オプションを持つことには注意点もあります。
選択肢を増やしすぎると、どれを選べばよいか分からなくなり、すべてが中途半端になることがあります。
例えば、資格の勉強、副業、転職活動、投資などを同時に始めると、それぞれに使える時間やエネルギーが少なくなります。
オプションを持つことと、すべてを同時に実行することは違います。
選択肢は複数持ち、実際に取り組むものは絞ることが大切です。
今取り組むものを一つ決め、ほかの選択肢は「必要になったときに使える予備の道」として持っておくとよいでしょう。
オプションを増やすためにできること
選択肢を増やすためには、自分一人の経験だけで判断しないことが重要です。
- ほかの人の方法を聞く
自分が知らない道や考え方を知るきっかけになります。 - うまくいかなかった原因を振り返る
同じ方法を繰り返すのではなく、変更できる部分を探します。 - 最初から一つに決めつけない
「ほかに方法はないか」と考える習慣をつけます。 - 小さく試して比較する
複数の方法を少しずつ試し、自分に合うものを選びます。 - 困ったときは早めに相談する
自分には見えていない選択肢を、ほかの人が知っていることがあります。
私にとってのAさんの抜け道のように、ほかの人は自分が知らない方法を知っているかもしれません。
相談することは、答えをすべて相手に決めてもらうことではありません。自分が選べる道を増やすことです。
まとめ|選択肢を持ち、進む道は絞る
私とAさんは、同じ目的地を目指していました。
しかし、私には一つの道しかなく、Aさんには幾通りもの道がありました。
その結果、私は約3時間、Aさんは約40分で到着しました。
人生や仕事でも、同じようなことが起こります。
一つの方法にこだわりすぎると、うまくいかなくなったときに立ち止まってしまいます。
ただし、選択肢を増やしすぎて、すべてに手を出すと中途半端になってしまいます。
大切なのは、オプションを複数持ちながら、今進む道は一つに絞ることです。
行き止まりになったときに別の道を選べるよう、日頃から人の意見を聞き、さまざまな方法を知っておくことが大切です。
「この道しかない」ではなく、「今はこの道を選んでいる」と考えることで、変化にも柔軟に対応できるようになるのではないでしょうか。

