はじめに
「なんだかモヤモヤする」
「急に不安になった」
「このまま働けるのかな…」
そんなふうに感じること、ありませんか?
不安は、誰にでも起こる感情です。
今日は、「不安を感じたときにどうすればいいのか」を一緒に考えてみましょう。
不安は“悪いもの”ではない
まず大前提として、不安を感じることは決して悪いことではありません。
不安という感情は、「これからのことを考えられている証拠」であり、「自分を守ろうとするサイン」でもあります。
でも、そのままにしておくと、ぐるぐると頭の中で大きくなって、行動できなくなってしまいますよね。
だからこそ、不安を小さなうちに整理する力が大切なんです。
不安になったときにできること
① 紙に書き出す
モヤモヤした気持ちは、頭の中にあると大きく感じがちです。
ノートやメモ帳に「何が不安なのか?」を書き出してみましょう。
例えば…
- 面接でうまく話せるか不安
- 新しい環境に馴染めるか不安
- 体調が続くか心配
書き出すだけでも、気持ちは少し落ち着きます。
② 信頼できる人に話す
就労移行支援事業所では、支援員がいつでもあなたの話を聞く準備をしています。
「こんなこと話していいのかな…」と思わずに、気軽に声をかけてください。
話すことで、「あ、自分だけじゃなかった」「こう考えればいいのかも」と思えることがたくさんあります。
③ 呼吸を整える/休憩をとる
不安が強いときは、体も緊張しています。
深呼吸をして、一度ゆっくり座ってみてください。
それだけでも、気持ちが少し変わってくることがあります。
自分だけの「不安対処法リスト」を作ってみよう
人によって、不安の和らげ方は違います。
あなたに合った方法を、いくつか用意しておくと安心です。
たとえば…
- 深呼吸する
- 好きな音楽を聞く
- 温かいお茶を飲む
- 外に出て、空を眺める
- 支援員と話す
- とにかく寝る
こういった「自分を落ち着かせる行動」を、ぜひメモしておきましょう。
最後に:不安を1人で抱えないで
不安を感じることは、ダメなことではありません。
そして、それを1人で抱えこまないことがとても大切です。
あなたが感じる不安には、必ず意味があります。
その気持ちを、支援員と一緒に少しずつ整理していけば、ちゃんと乗り越えられるようになります。
「不安になったら、誰かに話す」
これを合言葉にして、無理のないペースで前に進んでいきましょう。