職場のかんたんメンタルヘルス『孤立・孤独を防ぐ会話のススメ』

皆さん、こんにちは。みらいねっとワークスの川端です。現在、みらいねっとワークスでは、熊本商工会議所様発行の『商工ひのくに』という雑誌を定期購読しています。

 

その中でとても素晴らしい文章がありましたので、このブログで共有させて頂きたいと思います。

 


 

人との関わり合いが変化して久しい生活の中で、孤立感、孤独感から心身の不調に陥る人が増えています。不安感、恐怖感、焦燥感、やる気の喪失、集中力の欠如、気分の落ち込みを訴える人が多く、また、疲れやすさや体のだるさ、睡眠障害などが顕在しています。

 

少しづつ以前の生活に戻る兆しも見えますが、コロナ禍で強いられた制限のある生活様式は習慣化されつつあり、元に戻すことも難しいのが現実です。

 

この状況下では誰しも少なからず負担を強いられていますが、同じ状況下にあっても、その感じ方は様々です。例えば、コップに水が半分入っているのを見て、『まだ半分ある』(から大丈夫)と感じる人と、『もう半分しかない』(から大変だ)と感じる人がいます。言うまでもなく、前者にはゆとりがありますが、後者に焦りと不安が増していきます。

 

こうした感じ方の違いは、日常の生活の状況や置かれた環境に影響されますが、根本的には個人的価値観が大きく左右します。後者の不安になりやすい傾向にある人は、責任感が強くて几帳面、真面目な人に多く見られます。

 

それだけでなく、不安に陥りやすいのは、人の接触が極端に減っているときです。人は『話すこと』によって自分の気持ちをある程度整理できます。しかし、マスクやソーシャルディスタンスが求められる今は、会話は最小限で終わらせる、なるべく人には話しかけないようにするという雰囲気があって、気持ちを人と共有するゆとりがありません。

 

職場でのちょっとした集まりもほとんどなく、移動や転職後、相手がどんな人かまるで分らず、雑談もできないといいます。オンラインで画面越しにしか会わない場合は、年齢すら推定でしかなく、共通の話題を探る糸口さえ見つけられないのです。こうした状況が続けば、気持ちはどんどんネガティブな方向に傾いていきます。

 

まずは、どんな形でもよいので、人と話す機会を増やすことです。”話すこと”で自分の気持ちや自分に起きた出来事をアウトプットすることが大事です。家族や友人だけでなく、会社の同僚や仕事関係者、また緩くつながれるコミュニティーなどでの会話ができると効果的です。

 

これに加えて、気分の落ち込みが激しい人の場合は、情報をシャットアウトすることも心掛けましょう。往々にして人は不安になればなるほど情報を欲するものですが、ネガティブ情報に触れ過ぎないことも大切です。

 

著:日本メンタルアップ支援機構 代表理事 大野萌子

 

熊本商工会議所